フィリピン人同士の離婚手続き【アナルメント裁判】の流れ・費用・期間まとめ

フィリピン人同士の離婚手続き【アナルメント裁判】の流れ・費用・期間まとめ
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セブ島の新米おかん、ナイン(@blogbito)です。

お付き合いしているフィリピーナと結婚できなくて困ってる・・・。
フィリピンでの離婚「アナルメント」はどのくらい費用と時間がかかるんだろう?

というか、そもそもどうやって始めるのかさえ分からない・・・。

既にお互い離れて暮らしていても「協議離婚できない」世界唯一の国、フィリピン。

わたしのパートナーであるフィリピン人夫(仮)も、わたしとお付き合いしている間にフィリピン人女性と結婚してしまったため(詳細はまた今度改めて)わたしも夫(仮)と正式に再婚できないという悩みがありました。

わたしたちは2018年7月現在進行形で離婚手続き(アナルメント)しています。

【2018年】フィリピン人彼女・彼氏を離婚させたい!フィリピン人同士の離婚「アナルメント」とは?

【2018年】フィリピン人彼女・彼氏を離婚させたい!フィリピン人同士の離婚「アナルメント」とは?

2018年7月17日

この記事では、わたしたちと同じ状況のあなたに「アナルメントの方法と流れ」についてお話ししようと思います。

フィリピン人同士の離婚手続きの流れ

フィリピン人同士の離婚手続きの流れ

フィリピン人同士の離婚手続きは、ざっくりと下記のような流れで進行します。

アナルメントの流れ
  1. 弁護士探しと相談
  2. 裁判費用の支払いと申立書作成のためのヒアリング
  3. 裁判所への申し立て
  4. 裁判官の決定
  5. 離婚相手への出廷依頼
  6. 地方検事による調査
  7. 精神鑑定士による精神鑑定
  8. 予備協議
  9. 公判前協議
  10. 裁判(最低2回以上の公判)
  11. 判決

フィリピンでは当事者が合意しての離婚「協議離婚」は認められません。
フィリピン人同士が離婚したいという場合は、必ず「離婚裁判」を行って、裁判官に「当事者間の関係は修復不可能」と判定される必要があるんです。

日本人には「離婚裁判」はあまり馴染みがないので、海外で裁判と考えると少し緊張しますよね(笑)

ただ当の本人は書類を揃えたり、費用を支払ったりと面倒なことは沢山ありますが、基本的には弁護士に任せておけば大丈夫。

では!
下記で「離婚手続きの流れ」の詳細を解説していきます。

1. 弁護士探しと相談

まず、アナルメント最初の一歩。

アナルメント裁判する上で一番ハードルが高いのが「弁護士を探す」ことかもしれません。

というのも、中流階級以下のフィリピン人は基本的にアナルメントをせず、婚姻状態のまま他に家庭を持ちますので、アナルメントはフィリピンでは一般的ではないんですよね。

なので、アナルメントの「経験と知識がある弁護士」を見つけるのは結構至難の業だったりします。

また、日本人の国際弁護士ではなく、フィリピン人弁護士を探しましょう。
裁判所や精神鑑定士にコネクションがありますので、フィリピン人の弁護士を探すことが必須です。

どうやって弁護士を探す?

わたしの場合は信頼のおける日本人の知り合いのつてで弁護士を2人、そして、フィリピン人夫(仮)の親戚のつてで1人。
合計3人の弁護士にまず相談を持ちかけました。

最終的にその中の1人にお願いすることになりました。
その弁護士は、日経企業も多く利用している大手弁護士事務所に所属していて、離婚裁判の経験がある方。

紹介してもらった残り2人の弁護士達は、アナルメントについてほぼ経験も知識もない状態でした。

フィリピン人はプライドが高いので「知らない」「分からない」は絶対に言いません。
必ず何人かの弁護士に相談してみて「知識があるかどうか」「本当に信頼できる弁護士かどうか」を見極めなくてはいけません。

2. 裁判費用の支払いと申立書作成のためのヒアリング

弁護士によるとは思いますが、わたしたちの場合は「初期費用5万ペソ」「成功報酬5万ペソ」の約束で離婚裁判をスタートさせました。

着手金5万ペソを支払ったら、申立書の作成のため弁護士とのヒアリングが行われます。
合計3回ほど弁護士と面談し、離婚裁判の申立書を精査・強化します。

3. 裁判所への申し立て

当事者間の間に子供がいる場合は子供の出生証明書の提出など。
たくさんの申請書類を揃え、申立書を裁判所へ提出します。

4. 裁判官の決定

裁判を行う担当の裁判官を決定します。
1-2週間で決定されるようです。しかもくじ引きで決められるのだそう。

5. 離婚相手への出廷依頼(フィフティーンデイズ サモン)

離婚を申し立てる相手へ出廷依頼を出します。
相手に戦う意志がある場合は、出廷依頼が届いてから15日以内に出廷依頼に関する返答があるはず。

出廷依頼は裁判所が指定した配達人によって届けられるのですが、わたしたちの場合は、妻の住所が変わっていて配達人に再配達を依頼することになってしまいました。

ナイン
出廷依頼の配達費は1回3,000ペソ!配達するだけですよ。高すぎ!

というわけで、配達費を計2回・6,000ペソを払わなくてはならない結果に。

相手の住所はしっかり把握しておきましょう。。。

ちなみにフィリピン人夫(仮)のフィリピン人妻は、この出廷依頼に対して15日以内に何の返答もしませんでした。

これはフィリピン人妻が弁護士をたてなかったためで「裁判で戦う意志がない」という意味です。
このように異議がない場合は、離婚裁判が泥沼化しない可能性が高いそうです。

6. 地方検事による調査

地方検事による調査が行われます。
フィリピンでは協議離婚は違法になるので、当事者間で離婚の合意がないかどうかを入念に調査されます。

7. 精神鑑定士による精神鑑定

精神鑑定士による精神鑑定が行われます。
この結婚が当事者間にとって、どれほど精神的に苦痛であったかを精神鑑定士が診断します。

8. 予備協議(プリリミナリ コンファレンス)

公判に入る前の予備協議が行われます。
当事者間の結婚生活をよく知る弁護人が必要になります。

9. 公判前協議(プリ トライアル コンファレンス)

当事者間の結婚生活の証拠の整理や、離婚の争点の明確化など公判前の協議が行われます。

10. 裁判(トライアル プロパー)

最低2回以上の公判を経て判決がくだされます。
相手に戦う意思がない場合は2回の裁判で終了しますが、相手が弁護士をたてて戦う場合、離婚裁判は長期化します。

11. 判決

離婚裁判の判決がくだされます。

フィリピン人同士の離婚手続きの期間

フィリピン人同士の離婚手続きの期間

わたしたちは2016年の12月からアナルメントを開始しましたが、1年半以上経ってやっと⑨の「公判前協議」が終わったところです。

最初に弁護士から聞いてはいましたが、短期間で離婚を成立させることは非常に難しいそうです。
相手からの異議がない場合でも、2〜3年はかかると覚悟しておいた方がよさそうです。

フィリピン人同士の離婚手続きの費用

フィリピン人同士の離婚手続きの費用

さて。気になる離婚手続きの費用です。

最終的にアナルメントにかかる費用は25万ペソほどになるのではないかと思います。
参考までにわたしたちがこれまでに支払ったアナルメントの各費用を明記しますね。

支払い内容 費用 / PHP(フィリピンペソ)
弁護士事務所への着手金 50,000 ペソ
裁判官の選出 2,000 ペソ
LBCコピー費 700 ペソ
summons 配達費 ① 3,000 ペソ
summons 配達費 ② 3,000 ペソ
地方検事への支払い ① 3,000 ペソ
裁判所への表明 2,000 ペソ
地方検事への支払い ② 3,000 ペソ
精神鑑定士による精神鑑定 23,000 ペソ
弁護人(2人)との面談 6,000(PHP 3,000 * 2人) ペソ
供述書の作成 15,000 ペソ
予備協議 3,000 ペソ
公判前協議 4,000 ペソ
合計 117,700 ペソ

今⑨の段階まで進んでいるので、まだまだ費用がかかると予想しています。
あとここに離婚が成立した時の成功報酬「5万ペソ」の支払いも残っています。

精神鑑定士に精神鑑定を依頼するだけで、一般的なフィリピン人の平均月給の約2ヶ月分。
なぜ一般的な経済力のフィリピン人が離婚裁判をしないのか、理由がわかりますよね。

離婚裁判まとめと、裁判中の今思うこと

フィリピンでの離婚手続きまとめ
  • 離婚裁判のプロセスは多く、複雑
  • 長期化しない場合でも、裁判が終わるまでの期間は2年以上
  • とにかくいろんなことにいちいちお金がかかる。離婚裁判トータルの費用は25万ペソ〜

離婚裁判に踏み切った当初は「彼と早く結婚したい!」と焦っていました。

離婚裁判を始めてあっという間に1年半以上が経ってしまったわけですが、今はその考えが少し変わってきていて「2年後くらいに結婚できればいいかな」と思えるようになりました。

フィリピン人の彼や彼女を疑いたくはないとは思いますが、フィリピン人は息を吐くように嘘をつきます。
わたしの場合はフィリピン人夫(仮)の嘘が見抜けずに、現妻と結婚されてしまったわけです。

離婚裁判をするとなると正直にならざるを得なくて、知らなかったことや騙されていたことも明らかになり、ケンカをたくさんすることになるでしょう。

それを乗り越え、裁判というかたちできちんとケジメをつけることは、悪いことではないような気がします。

離婚裁判を円滑にすすめるには「フィリピン人彼女や彼と本音で話すこと」が大事。

既婚のフィリピン人に離婚してもらいたいあなた、いい機会かもしれませんよ。
ともにがんばりましょう!

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8 件のコメント

  • とても興味深い内容で何度も読み直しました。
    私も同じ境遇でフィリピンで弁護士の選定を見誤り着手金だけを騙し取られました。
    信用が置けるフィリピン弁護士を見つけられて本当に羨ましい限りです。応援します。
    頑張って下さい。

    • コメントありがとうございます!
      着手金だけ騙し取られるケース、あるそうですね…
      本当に残念です…
      よい弁護士さんが見つかりますように..(><)

  • USの友人がP人彼女から説明、要領を得ず困っておりました、大変参考になりました
    有難う御座います

  • とても、興味深く読みました。私もフィリピン女性と結婚を考えてますが、結婚歴があるため、アナルメントが必要になることがわかり、ショックを受けました。なかなかアナルメントは成立しないとの情報が多く、凹んでました。この記事を読んで頑張ろうと思います!ありがとうございます

    • コメントありがとうございます!
      アナルメント…なかなか成立しないですね。わたしも手続きを始めてからもう2年半が経ちます。
      ご結婚まで早くたどり着けるといいですね。応援しています^_^

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    セブ島移住4年目、アラフォーの新米おかあさんです。 フィリピン人男性の恋人に騙された経験があります。 現在は彼と愛娘とともに幸せに暮らしているつもりですが、フィリピン人といると何が起こるかわかりませんよねえ。。 日本人女性の目線で、フィリピン人の生態や恋愛について記事を書いています。